国内統一を果たした豊臣秀吉は、大陸進出を目指すようになり、その前線基地として1591年(天正19)名護屋城の築城を九州の諸大名に命じ、突貫工事により数ヶ月で巨大な五重天守が建つ総石垣造りの大城郭を完成させた。朝鮮出兵のための城(陣城)ながら城域は約17万㎡にも及び、広大な御殿建築や10基を超える重層櫓、茶室、能舞台まで備わり、伏見城や聚楽第にも匹敵する絢爛豪華な城であった。全国から参集した諸将は名護屋城の周りに陣屋を構え、その数約130の陣屋跡が確認されている。1599年(慶長4)秀吉が病死すると戦いは終結し、名護屋城は廃城となり城の用材は唐津城の資材にされたという。その後残っていた石垣も、1638年の島原の乱で廃城であった原城が不穏分子に利用されたことを教訓として破壊されたと考えられている。
番号 | 日本100名城 87(日本100名城について) |
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名称 | 名護屋城(なごやじょう) |
住所 | 〒847-0401 佐賀県唐津市鎮西町名護屋 |
電話 | 0955-82-4905(佐賀県立名護屋城博物館) |
アクセス・スタンプ設置場所 | 唐津駅から昭和バス唐津大手口発「名護屋城博物館方面行き」で約40分「名護屋城博物館入口」下車、徒歩約5分 【名護屋城跡】 ・年中無休散策自由(清掃協力費として ※大学生以上の方には清掃協力金(100円)をお願い ◆日本100名城スタンプ設置場所 〈佐賀県立名護屋城博物館〉 ・開館時間:9時~17時 ・定休日:毎週月曜日(休日の場合は翌日)、年末(12月29日~31日) ・入館料:無料(企画展期間中は有料) ※掲載情報は2014年10月10日現在 |
関連HP | ・佐賀県立名護屋城博物館 |
※スタンプ設置場所や営業時間は上記サイトなどで最新情報をご確認ください。設置場所の変更情報はこちらを参照ください。
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管理人は2012年4月13日、名護屋城に登城。 » 名護屋城の記事を検索